中国で荷物を預ける方法:ホテル、駅、空港、観光地
中国での荷物の預け先:ホテルの無料預かり、駅の窓口とロッカー、空港、故宮のルール、荷物を先に送る方法まで。

チェックアウトから夜行列車まで半日空いたとき、乗り継ぎ待ちが長いとき、空港へ向かう途中にもう一か所寄りたいとき。旅の途中で荷物をどこかに預けたくなる場面は必ずあります。中国ではホテルの荷物預かりから空港のカウンター、駅のロッカーまで選択肢がたくさんあります。何があって、何に気をつければよいかをまとめました。
ホテル:いちばん手軽です
中国のホテルはほぼどこでも、チェックイン前とチェックアウト後に荷物を無料で預かってくれます。たいていその日の夜までは大丈夫です。フロントで頼むと番号付きの荷物札か控えを渡されます。受け取りに必要なのでなくさないでください。数日後に同じ街へ戻ってくるなら、それまでスーツケースを預かってもらえるか聞いてみましょう。戻りも同じホテルを予約していれば、応じてくれるところが多いです。チェックインについては外国人のための中国のホテルをご覧ください。
鉄道駅
大きな駅にはたいてい荷物預かり所があり、「行李寄存」または「小件寄存」(xíngli jìcún)と表示されています。種類は二つです。
- 有人カウンター:荷物を渡して引換券をもらいます。駅舎の外にある場合も、保安検査の後の待合ホールの中にある場合もあります。
- セルフ式スマートロッカー:たいていWeChatかAlipayでQRコードを読み取って開けます。受け取り用のコードを受けるのに電話番号が必要なこともあります。
料金は駅や運営会社ごとに決まっていて、荷物の大きさや時間で大きく変わります。目安として、有人カウンターは1個1日あたり10〜30元ほど、ロッカーに数時間ならもっと安くなります。24時間営業でないところもあるので、預けるときに何時に閉まるか確認してください。
パスポートは身につけておきましょう。駅に入るにも列車に乗るにも必要ですし、身分証の提示や登録を求めるカウンターもあります。荷物は先にX線検査機を通すことがよくあります。
駅の仕組み、保安検査、車内の荷物の決まりは中国高速鉄道ガイドにまとめています。
空港
大きな空港には荷物預かりがあり、24時間営業のところも多く、公式サイトに載っています。北京首都空港(PEK)の例です。
- 第2ターミナル(到着階、7番ゲートの横)と第3ターミナル(2階到着ホール、Cエリア西側)にカウンターがあり、どちらも24時間営業です。
- 20インチ以下のスーツケースは24時間で30元、それより大きいものは40元です。超過が12時間以内なら半額が加算されます。
- 240時間トランジットビザ免除で入国した人は、入国審査で受け取る臨時入国許可を見せれば、荷物1個を最大3日間無料で預けられます。詳しくは240時間トランジットガイドをご覧ください。
北京大興、上海浦東、上海虹橋の各空港にも荷物預かりがあり、セルフ式ロッカーを置く空港も増えています。料金や場所は変わるので、空港の公式サイトを見るか、案内カウンターで聞いてください。
観光地と博物館
大きな観光地の多くはスーツケースを持って入れず、入口の保安検査も厳しいです。代表例が故宮です。故宮博物院の参観規定では次のとおりです。
- スーツケースと20インチ以上の大きな荷物は、午門の手前、端門広場西側のビジターサービスセンターにある預かり所に預けます。
- 故宮の出口は北の神武門か東の東華門なので、預けた荷物はそれぞれの出口近くの受け取り場所まで無料で運んでもらえます。
- 預け入れは4〜10月が08:30〜16:00、11〜3月が08:30〜15:30で、当日の閉館前までに受け取る必要があります。
- 現金、時計、パソコン、電子機器、貴金属、食べ物、燃えやすい物や壊れやすい物は預けられません。
とはいえ、いちばん楽なのは大きな荷物をホテルに置いていくことです。スーツケースを引いて天安門広場や故宮周辺の検問を通ると、かなり時間がかかります。ほかの博物館や公園はそれぞれ規定が違い、小さなリュック用のクロークしかないことも多いので、事前に確認してください。
預かりアプリと小さなお店
大都市には、お店やカフェ、地下鉄駅の近くにある小さな荷物預かり所もあります。AlipayやWeChatのミニプログラムで探せます。アプリ内で「行李寄存」と検索すると、近くの預かり所が表示されます。ほとんどが中国語のみで、中国の電話番号が必要なところもあります。営業時間と口コミを確認し、注文画面はスクリーンショットを残しておきましょう。出発前に入れておくアプリはアプリのページをご覧ください。
荷物を先に送る
そもそもスーツケースを持ち歩かないほうが楽なこともあります。
- 宅配会社:SF Express(順豊)やChina Railway Express(中鉄快運)などが都市間でスーツケースを送ってくれます。たいてい1〜2日で届きます。ホテルのフロントが集荷を手配してくれることも多いです。法律で差出人の身分証確認が義務づけられているので、パスポートを用意してください。
- 駅の宅配カウンター:約69の高速鉄道駅で、保安検査の近くに宅配カウンター(便民托运)があり、荷物や列車に持ち込めない物を送れます。最速のサービスなら多くの都市に翌日18時までに届き、料金は重さで決まります。
- 12306の荷物サービス「軽装行(轻装行)」:鉄道の係員がホテルで荷物を受け取り、駅やホームまで運んでくれます。到着地では逆に宿まで届けてくれます。対象は駅から35km以内です。2026年初めの時点で100以上の駅で利用でき、料金は距離とサービスによって1個あたり約48〜98元です。乗車券を買ったうえで12306アプリから予約します。英語版にはない場合があるので、必要ならホテルに手伝ってもらいましょう。
これらのサービスは拡大中で料金も変わるので、利用する前に必ず確認してください。
預けられない物
荷物預かりも宅配も基本ルールは同じです。燃料、花火、ガスボンベなどの危険物や違法な物は受け付けません。現金、貴重品、書類、傷みやすい食品は、ほとんどの場合受け付けないか、なくしても責任を負いません。パスポート、スマホ、カード、モバイルバッテリーは身につけておきましょう。
覚えておくと便利な中国語
- 行李寄存(xíngli jìcún):荷物預かり
- 寄存柜(jìcún guì):ロッカー
- 我想寄存行李(wǒ xiǎng jìcún xíngli):荷物を預けたいです
- 几点关门?(jǐ diǎn guānmén):何時に閉まりますか
ほかの表現は旅行者のための基本の中国語にあります。
出典
- Beijing Capital International Airport: luggage storage (bcia.com.cn)
- Beijing Capital International Airport: free luggage storage for 240-hour transit passengers (bcia.com.cn)
- Shanghai Airport Authority: Pudong Airport luggage storage (shanghaiairport.com)
- Palace Museum: visitor notice (dpm.org.cn)
- China Railway 12306: high-speed rail station courier service (12306.cn)
- Science and Technology Daily: 12306 luggage pick-up and delivery service expands to 111 stations (stdaily.com)
2026-09-27にこれらの情報源と照合しました。ルールは頻繁に変わるため、訪問前に公式サイトで確認してください。


